キミの日記『Cherry's Diary』
「どうって言われても。
ただの幼馴染としか。」
「あ~もったいない。
私だったら絶対に付き合うのになぁ~」
と、ヒカリ。
アンタ、今の桃乃木知らないでしょ?
と言うと
ヒカリは笑った。
「いつか、本当に好きな人ができるといいね!」
だって。
本当に好きな人か。
いつかはそんな人、探してみたい。
けど、それはまだ、先でいい。
もっと大人の女になってからでもきっと遅くない。
「そう言う、お二人はどうなのさ?」
私の質問に学子は、
彼氏がいないことをおさらいするかのように語った。
「いい男がいないんだよねぇ。
私くらいになると付き合える男が
いないのも分かるけどさ・・・」
ブツブツと、
周囲のレベルの低さと出会いのなさを嘆いてた。
ヒカリの方は少し前まで
5つ年上の彼氏がいたらしい。
「いつちゅ!?」
あまりのことに咬んでしまった。