キミの日記『Cherry's Diary』
帰宅後、家にて。 
 
  
「あれぇ?ここにあった

フルーツヨーグルトは?」
 
 
バスタオルで頭を拭きながら

私は冷蔵庫をあさっていた。
 
 
偶然にもコウスケ先輩に会った今朝。
 
 
先輩にはいつ会ったとしても

可愛い私を見ていて欲しい。

美顔になろうと決意した

私はひとつの健康食品に目をつけたわけだ。
 
 
「さっきお父さんが食べちゃったわ。」
 
 
「え~?」
 
お父さんに食べられたヨーグルト。

ヨーグルト作戦失敗。
 
お父さんが美顔になっても仕方ないじゃん。
 
 
「しょうがないじゃない。」
 
 
「2つもあったんだよ?」
 
 
どんだけ美顔になりたいんだあの親父。
 
 
隣の部屋を覗き込むと

シャツパンツ一丁で

ソファーに転がっているお父さんを見つけた。
  
 
「キ~~~ック!!」
 
 
 
  
「ぐほっ!?」
 
 
 
 
「な、何するんだ!?美里!」
 
 
「成敗じゃ!」
 
 
「ヨーグルトぐらいで怒るなよ」
 
 
怒るよ。

私の恋が叶うかどうかが

かかっているんだから!

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