キミの日記『Cherry's Diary』
お父さんに
ヨーグルトを食べられは
したものの今の私は機嫌がいい。
頭の中は
今日コウスケ先輩と
楽しく話せたって事実でいっぱいだからだ。
昼間、
みんなと話しているときも
コウスケ先輩の話ばかりしてた。
先輩の話をしていると幸せになれる。
ちょっとのイライラも
コウスケ先輩に
会えたことを思い出したってだけで
チャラにできるんだから
恋って本当にすばらしい。
「ヨーグルトヨーグルト~♪
美顔♪美顔~♪」
なんてことを言いながら
コンビニへ行く道中だった。
「ん?桃乃木?」
コンビニの前を通り過ぎていく。
顔は相変わらず、
気合の入ってない仏頂顔。
手には黒い色した紙袋を抱えている。
「お~い、桃乃木~」
って声をあげたのに
向こうは気がつかないみたいだった。
何で無視するかなぁ~。
ジャージだったのが
幸いだったのかもしれない。
追いかけよう!
んで、一発活を入れてあげなくちゃ!
「桃乃木ぃぃぃぃ~」
私は走った。
「ん?」
「キィィィック!!」
「・・・痛いたっ!何するんだ?」
よしっ!
「オッス!!桃乃木!元気がないぞ!」
彼はじっと私の顔を見つめている。
「なんだ、美里か。
機嫌が良いな。」
あれ?
いつもと反応が違う。
いつもなら第一声に
「お前、相変わらず頭悪いな」
とか言うのに。