キミの日記『Cherry's Diary』
 
 
 
「お待たせ~!」
 
 
学子がエビとイカを持ってきた。
 
 
「何?何の話?」
 
 
「秋口さんの小瓶の話。」
 
 
「あの話!

みつばちゃん良い子だよねぇ~♪焼くよ!」
 
と、ヘラとお皿を置くと

学子はお好み焼きを

焼き始めながら口にする。
 
 
「秋口さん、

心臓の病気らしいんだ。

あれはその薬。」
 
 
それであんなに大切そうにしてるんだ。

学子ってだいぶ事情通だよね。
 
 
「でね、あの小瓶は

みつばちゃんと秋口さんの馴れ初め♪」
 
 
「何?何?」 
 
 
手際よくお好み焼きを焼いていく学子。

うん、いい匂い
 
 
「秋口さん昔、アレ無くして

死にかけた事があるらしくてさ~

そんな時アレを見つけてくれたのが

みつばちゃんなんだって~。」
 
 
「でね、みつばが言うには秋口さん

『天使が舞い降りたかと思った』だってさ」
 
 
「天使が舞い降りた~?」
 
 
あはははは

いいなぁ

あたしもそんなこと言ってくれる

彼氏欲しいなぁ~
 
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