キミの日記『Cherry's Diary』

 
「そろそろ良いかな?」


学子がお好み焼きを見て言う

とってもいい感じ。いい感じ。


「はい、桜桃特製のお好み焼きだよ!」


と、学子がみんなに盛った。
 
 
「おいしい!」
 
 
「でっしょ~?一番人気なんだから!」
 
 
「・・・。」
 
 
桃乃木?どうしたの?

だんまり下向いちゃってさ。
 
 
「桃乃木、アンタ食べないの?

学子のお好み焼き凄くおいしいよ!」
 
 
「え?あ、うん。」
 
 
黙ってお好み焼きを口に入れる桃乃木。

あんまり、おいしそうに見えない。
 
 
「あのさ、美里。」
 
 
「何?」
 
 
ちらりと、ヒカリの方を見て
 
 
「え、うん。・・・コレ、旨いよな。」
 
 
とぼそっと言った。
 
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