キミの日記『Cherry's Diary』
友と彼の間
どのくらい時間が経ったんだろう。
ふと、そう思ったときだった。
――キーンコーンカーンコーン――
「はい、出席番号順になるようにテスト集めて~」
と、試験監督の先生の声が耳に入ってきた。
「どうだった?」
「楽勝!簡単だったな!」
なんて声も聞こえてくる。
「美里ちゃん、どうだった?」
みつばちゃんが私に聞いてきた。
「絶望的。はぁ、どうしよう。」
「あはは。あたしもおにいちゃんに怒られるかも。」
「みつばちゃん、秋口さんに怒られたいだけじゃないの?」
「え!?」
そんなことないよって言ってたけど
まんざらでもなさそうだ。
なんか、いいな。みつばちゃん。
仲良しさんで。
みつばちゃんと補習行こうね
って事になって今回の数学の試験の話は終わり。
「ところで、今日どこ行くの?」
みつばちゃんの質問に考えているときだった。
「ハロー美里~♪あたし、テスト死んだ!」
学子、テンション高いよ。アンタ。