キミの日記『Cherry's Diary』
 

 
恒例のテスト勉強。
 
 
中学からだったかな
試験が近づくと
桃乃木の家で勉強をするようになっていたんだ。
 
 
 
明日は試験最終日。
2回目の数学と社会。
 
 
 
「もぅ!!何で数学がAとIで2教科もあるのさ!!」
 
 
 
「そんなん、校長にでも言えよ。」
 
 
 
桃乃木が解いてる数学の問題やスピードなんかを見ると
自分がどれくらいバカかよく分かる。
 
 
 
教え方も上手いし、コイツって勉強する必要あるのかな?
 
 
 
「桃乃木ってさ何で毎回毎回バカのあたしに付き合ってくれてるの?」
 
 
 
「昔はお前の方が成績よかったろ?」
 
 
 
「だって、もっと勉強できる人とすれば桃乃木勉強はかどるじゃん。」
 
 
 
「はぁ、バカか?」
 
 
 
 
正解だけど、
そんなに強く言わなくったっていいのに。
 
 
 
 
「…お前が頼むからだよ。」
 
 
 
胸の内が少しかゆい。
いや、病気とか変な意味じゃなくて。
ちょっと照れくさい。
 
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