Promenade
「何が足りないのか、何が必要なのかは自分にしかわからないし。
わからないから見つけようとして頑張るんじゃない?」


そんな意外すぎる答えを聞いたせいか、今まで村山さんに対して抱いていた“苦手な人”というイメージが少しだけ変わった。


「なんというか…。
今日、語りますね?
新しい村山さんを発見したかもです…。」

思わずつぶやいた一言。



「えー?なんだそれ?」


失礼なその言葉に怒ることもなく、村山さんは苦笑しながらそう言った。


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