Promenade
彼は泣きそうな顔をしながら


「本当にごめん…。でも、俺が好きなのは百花だけだから。」


そう言って私の涙を指で拭ってそのまま抱きしめた。


私はその言葉を信じて彼を許した。


だけど、彼は再び私を裏切った。


そして、そのあとも彼の浮気癖は直らなかった。

< 6 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop