アズライト

Az『ここ
晴れる時あるんだ 』

Maxim『ホントにたまにね
光が射した時は、幽霊全部消えるよ』


Az『それ知らなかった!!』


Maxim『闇の回廊の裏に、綺麗な鍾乳洞がある
小さいけどね


今度 皆でBARでもやる時に
見に行くか 』



Az『うん 』





Maxim『妙に素直だな 』



Az『 あの人達に、説教始めるかと思ってビクビクしてた
そしたら優しくてびっくりした』


Maxim『 他人だからでしょ 』

アイテム欄を見ると
×の付いた装備が増えていた


Az『Σうお 』


Maxim『アイテム交換押しただけ
さっきの奴が
何か落としたみたい
試着頼んだ
俺は×ついてる』


Az『おけです!』









Maxim『 いいじゃん 』



気味悪い幽霊とは裏腹に
淡い青色のシンプルなドレス
金色のテープが衿と腕にある
他には無い特殊グラだ



Az『 きれい 』

くるくると回り
長い髪と裾がひろがる



Maxim『やるよ』



Az『いいよ はい』 



Maxim『一緒にやって
出たんだろ



それとな

ああ言う時はすぐ呼べ 』




Az『Maximってさ』


Maxim『なに? 』


Az『お父さんみたいだね』



Maxim『……』


Az『じゃあお兄さん? 』


Maxim『お姉さんかもよw』


Az『…パンツの色聞くお姉さんて聞いた事ない… 』


Maxim『下着はおしゃれの基本でしょ?』


Az『そういやMaximって
服とか化粧品とかブランドとか
妙に詳しいよね …』


Maxim『だからお姉さんって言ったじゃないw 』


Az『え え ホントに?!』


Maxim『男じゃないと、仲良くしてくれない? 』


Az『逆だよ!!こんなズバズバ色々話せる人なかなかいないし
女ならもっと仲良くしたいよ!』




俺はタバコを消して携帯をとり
アズにメールを送った
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