アズライト





「…物凄い標準語って事 」



『 標準語にすごいとか
すごくないあるの ? 』



「おまえ ばかだろ 」




『 なっ!! 』



「予想通りのお子様だな 」




『 マキシムこそ
優しいお姉さんを
想像してたのに… 』



「お父さんじゃないのか」



『そう!なんか
学校の先生っぽい人を
想像してた!

でも声 かなり若い 』




「Maximみたいなのか」


『 うん 背もおっきくて
ちょっと頑固で無口 』




「俺小さいよ
 175無いもん 」



『普通じゃん? まわりの人
大きいの? 』



「大きいな 」

−だから身長が止まった時
ホッケーをやめた


「アズは何センチよ 」



『多分 170くらい 』


「 は?!デカくないか?! 」



『しょうがないよ
私ハーフだもん… 』

(マジか




「いいな かっけえ
俺日本モノより
洋モノ好きだし」




『………ゴホッ 』

「音楽とか映画だよ バーカ

ほんっと妄想激しいな 」

笑いが漏れる


『マキシムが言うからヘンに
聞こえるんだよ!』

「どこの国よ 」




『お父さんがロシア 』


「ピロシキか 」


『…なんかそれ
ブジヤーマ スシィ
ゲイシャ〜と変わらないから 』

アズは けらけらと笑う





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