アズライト

朝 いい天気だ


何となく洗濯をする

結局夕べ 俺達は勝った

何となく、しゃがんでみる

「あああああ 」


− とにかく 思い出してみる


最後のパーティーは
初なのもあり
闇の回廊入口から広間に来るまでに
3時間かかった

けれど1時間目になんと
Seroとアズは二人で到着してしまった


アズは職業を光にして現れたが
その姿に皆息を飲んだ

一度も仲間を戦闘不能にせず
千回戦闘すると教会から貰えると言う
噂の『女神のローブ』を
まとっていたのだ

Seroも
人付き合いが濃い方じゃないが
盾と格闘屋ということで
数回一緒に組んで名刺を交換していた
だからいつも、
固定で狩りをしているのは知ってた

戦闘用の鎧を別に持っていたのか
アズを迎えに行った時に変えたのか…
『騎士の証』と呼ばれる
純白の鎧を装備して来た

『装備を調べる/』で
彼らのステータスを見てみると
 ……
とにかく
まるで聖堂の絵画の様な迫力は圧倒的で
しばらく誰も喋らなかった



Niru『う…やっぱ最後のチーム無理だわ
次回廊突破失敗したら帰るって 』

Sero『ホントに? 』

AZ『えと、今どこにいますか?』

Niru『は、はい 回廊2の
噴水かある辺りで、右に階段が 』

AZ 『Sero わかる? 』

Sero『うん 連れてくよ』

Niru『ちょっと待った!!
二次災害にならんかそれは! 』

Sero『大丈夫 アズは蓮獄回廊地下から
全員助け出した事あるから』

Niru『はあ?!』



−…理屈は簡単なんだ
どの敵にも得意な五感があり
その反応を消す魔法を
自分とSeroに使って進めばいい

ただ回廊の敵はザコでもLevel80代
全員姿が見えると襲って来るタイプ
そして魔法はきれる物


敵との距離、魔法の持ち時間、
魔法ポイントの量

全てを判断して素早く行動しなくてはならない


だから通常敵の中を突破したい時には
狩人の『神の矢』と言う
チーム単位の魔法を使い
集団で駆け抜ける




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