アズライト
Seroが一定の距離でアズを誘導
アズが魔法をかける

多分プライベート会話にして
合図を出し合っているのだろう

程なくして全員到着
一同歓声をあげた

アズは滝の様な称賛を浴びながらも
『あはは』と笑い
一人魔法量の回復に入った

初の人にも良くわかるようにと作戦会議
回復の本職『治療者』達に
アズは質問を始めた

光魔遣いは実を言うと
通常の狩りでは必須の職では無い
凶暴化した生き物には
闇魔遣いの攻撃術が効く

治療者がいない時に回復出来る職として
呼ばれるものだったりするのだ

しかし回廊の敵は闇だから、光必須
Levelが上がっても
Sモンスターを倒せないでいるのは
光魔遣いの少なさがかなりの要因だ


YURI『う〜ん 私は昼にやって二回目だけど
全員半分食らうからあ
でも回復量はぜんぜん足りるし昼は20分持ったしね〜
光魔法撃って貰って削って欲しいかな』

Hanabi『うん^^』

Doctor『そうですね 早く倒せれば
騎士さんと僕らの負担が減りますし 』


「うあ またハズレかよ
ザコと戦うんじゃねーってんだ」
思わず声が出る

「え!…おれも同じ事思ってた…滝汗」

「ただただ大量に回復すれば
後ろにタゲが行くべな?

いくら前衛が挑発しても
剥がれなくなって
後ろから逝って盾が逝って
なし崩しで終わるんだ」


「じゃあどうすれば…」

「盾と殴る奴らはギリでも生きてりゃいい
途中一回向こうが
『振り下ろし』して来て
全員が瀕死になって
HPの少ない治療者から死んで
盛り返せず終わる

そのタイミングを見極めて
回復が手分けしないと話になん…」

Sero『あず』

AZ『はい』

Sero『途中で一回振り下ろしが来る
向こうの生命が七割位の時』

「お!!」


AZ『はい』

「…はいって言ったぞコイツ」
少し手前で、光の『息吹』を使うかな」

「徐々に生命回復するやつ?」

「そそ …面白くなって来たかもしれん」
(ゲームで興奮してる自分、終わってるな

−だけど彼らは
俺に思いも付かない方法を使ったんだ






「あれ…靴下片方どこだ」
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