アズライト

全体リーダーのNiruが
全員のクエストアイテム
『鍵となるもの』を集めて錬金する

『闇たる鍵』ができあがった


リーダーが扉を開くと
部屋の蝋燭が全て消えて、暗闇に包まれた

どこかから低い声が聞こえて来る


【鍵となるもの達よ…
扉を開く権利を与えられた
一回だけのツカイキリ
そなたの命も同じ事…】


「何これ怖えええええ!!!」
「優 黙って 」

「はぃ… モゴモゴ」


激しくおどろおどろしいBGM

教会の壁の中の巨大な悪魔
彫像が、少しづつ肌色に変わって
もがく様に手足を動かす

中腰で
手を迫り出しながら進んで来た悪魔は
攻撃を開始した俺達に
一発目のテイルクラッシャーを
食らわせて来た

その手前で

AZ『張ります⇒光のバリア』
Sero『挑発 』

Kentucky『来いやァアア!⇒挑発』
Niru『ぶって!アタシをぶって!⇒挑発』

バシーーーーーン!!!


『…おおおおおおおお!!生きてる!!』


今まではまず盾に
光属性を乗せて、バリアは挑発してだった

二人の光遣いが手分けをして
武器に魔法をかけ
前衛が連携して弱点から責めて行く

盾がダメージごとに各交代
挑発が効いてタゲが外れた時に
アズが再びバリアを張る

こんな感じで上手く回っていたのだが
やはり今回も、メイン回復メンバー達の
息が合っていなかった


通常の狩りは回復一人
同じ職と一緒にやった事が無く
人と合わせる事が苦手な人が多い

そしてどうしても
1番タゲを取りやすいSeroに意識が行き
被るのだ

Kentuckyが回復遅れで死に復活

Seroがかなり挑発し耐える
盾がひとつ無くなって漏れが始まる
回復を焦り全体回復
タゲ集中YURI死亡⇒復活


全員に満遍なく洩れて来た頃
『振り下ろし』がやって来た


全員 【HP500/5000】

回復一人死亡復活後→
魔法量が回復していない
一人は復活魔法を使ったばかり
一人は全員に回復を回して魔法量不足

結局いつもの様に終わるかと
思われたその時


 −アズが動いた




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