アズライト





「そっか…

でもね

その子がもし、まだ同棲してて
お父さんって話が嘘だとしても
本当に好きだから
言ってくれたんだと思うよ」



「違う!!
俺が吐かせたんだ!!!」



「全然違うよ 淳
女なんてずるいから、
付き合い続けて会う段階になって、
やっちゃった後に実は…とか
平気でやれるんだよ


それにね
ひとつ言うわ


さっき淳が言ってたけど
彼女は過労で倒れても
彼氏と一緒に暮らしてた、か
現在進行形?
歴史がある


今はもし
淳に好意があるとしても
知ってるのは
男性、年は22 阿尾森出身
これだけよ

そんな全部電話か
文字だけの口先男に
彼氏との事、責めるられるのは
すごく可哀相…」


「俺は!!
まだ言ってない事はあっても
自分の事の嘘は言って無い!!」


「…それが自分ルールだって
言ってるのよ!

…もう…!
そんなマヌケな答が返って来るとは思わなかった…
私は彼女の味方かな
バカヤロウって言った気持ち
よーーーくわかるわ」


「なんだよそれ!」


「淳はね
恋愛初心者って事よ 」









−  恋愛初心者  −









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