アズライト
Sero『あず、ここへ来て頂けますか』


アズはその場を立って
Seroの前に歩み出た

淡い氷の光の中
Seroはアズに、
騎士の令をし、ひざまづく



Sero『−俺の時間は
ずっと止まってました

その時間を
居心地良くさせていたのも
動く決意をさせたのも君です

そして
− やっぱり君が好きです あず


君は自分を
ネットの中だけで、
都合良く想像してるだけって言ったけど
想像じゃないよ

どんなに取り繕っても
その人の、中の中って
俺みたいに、基本鈍い奴にだって
長く一緒に居ると、解るんだよ

極端な話
君の中の人の性別が
もし男だったとしても
俺は変わらず、君が好きです

−この前、小麦畑で君に誓った
諦めない約束、守ります

絶対、守るよ』




Az『 はい 』




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