アズライト
Sero『 今はリアルの話全然しなくなって、前のゲームではネット意識説とか出てたけど
もちろん違うからねw

初期メンバーでは、ネトゲ始めたキッカケ話とか住んでる場所とか、皆話したりしてたんだ

Azは近所とは言えないけど
結構俺んちと近いから、サプリやプロテインが安い店の話で盛り上がったり 』

Maxim『 なんだSero お前ガチムチ兄さんかw 』


Sero『体操選手だからw

以前Az、数日入院するからオン出来ないって事があって
行きつけらしいデカイ病院の名前覚えてたから、勝手に行ってみた

そしたらヒットしたってだけの話


俺も行くね 花火したいw 』




Maxim『 Sero 』

Sero『 ? 』




Maxim『…アズってどんな奴だった 』



Sero『 今の Az に良く似た綺麗な人だったよ 』

















−俺はそのまま 港町を後にした

職を格闘屋にして、周囲からネット廃人と呼ばれている高レベルパーティーに声をかけて入った


朝には
目標のLevel 80になっていた



 Seroが俺にあんな話をしたのは
自分はアズに会った事があると言う優越感

そしてそれを
俺が誰にも話さないとわかっている大人の観察眼


だから奴が言った事は多分
本当だ



別にネット意識やら、荒唐無稽な話を信じていたわけじゃない
ただ

あんなに綺麗な奴が

−姿は関係ない

あんなに綺麗な奴が、この世界にいるって事に
驚いたんだ






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