アズライト
レジ前まで飛んで
店員が元気良く拾ってくれた

「お客様!名刺落ちましたよ〜」


「 名刺… 」



商品と小銭と、それを受け取る

書かれていたのは





− Eric Srastfar −





エリック・スラストファー

細い金箔押し
裏には電話番号



携帯を首に挟み、ドアを開く


『Maxim
ペン買ったか?!
自由之丘駅まで来たら、
俺迎えに行くから』


「すまん
その前に連絡したい所出来た!
また電話する!ありがとね!」


『お?おお?!
済んだら自由之丘来いよ!!
そしたら行くから!!』
プツ
プー--






−Asuraすまん
業界で有名なこの人なら
何とかしてくれるかもしれない



途端に心がはやる

頑張れ携帯!!




090…
ひとつづつ数字を入れていく





………かかってくれ……

プルル

プルル

プルル

プルル

プルル

プルル



< 280 / 309 >

この作品をシェア

pagetop