アズライト
四十分程待っていると



−黒塗りの車が
ゆっくりと広場に回って来た



「 リムジン……」



ゆっくりとドアが開き
若い
黒い背広の外人が歩いて来た


− 俺の頭二個分はでかい


「Mr.okada?」


「はい」

頷いた


彼は一礼し、手を広げ
車へと案内する





− 映画の看板の前を少しバックし
車が走り出した −




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