アズライト
「はい 麦茶 」


「あ  ありがとう」


「随分、傷の多い携帯ね」


「…一回壊れて
直したんですよ
仕事で使うのは別に買ったんですけど

これは多分ずっと
持ってると思います 」



「そっか…


充電するならやるわよ
GONGの携帯と同じだから」



「あ お願いします」



「おっけ 」



AKARIさんが、テーブルの上の
充電機に差し込んでくれた




「あれ?
あたし変なとこ…
違うわ

Maxim! 着信来てるよ〜 」


「…え 」












− 部屋に

『アゲハチョウ』の
メロディーが 響いた







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