アズライト
Seroが馬に乗り、少し先に進んだ
他のメンバーもそれを追い掛ける
俺はまだ進まない
それに気が付いたSeroが、Asuraに先導を頼み戻って来た
プライベート会話
Sero『どうした? 忘れ物か? 』
Maxim『いや 先に行くとAzが迷う 』
Sero 『 解った あまり離れたら途中で待ってるよ 』
Maxim『了解 』
Azにはゲームで弱点が二つある
そのひとつが、初めての場所に行く時、周りに目を奪われ過ぎて、迷子になる事
女にしては地図を覚え、二〜三度度行けば確実に行ける様になるが、今回みたいに新エリアなんて事になると、それは必至だ
Az『ごめん!』
Maxim『グズ 行くぞ 』
AKARI『くすくすww』
Maxim『何ですか その笑いw』
AKARI『いいえw ごめんねw』
このAKARIさんて人は、アズが光遣いをやっていた時の知り合いで、俺も数回組んだ事がある
【彫金士】で、剣と魔法の両方使える万能タイプの職だ
看護士をやっているのが納得の、気を回す職に合っている
たまにしか繋げなかったらしく、それが幸いしてか
アズの【治療者】のレベルが上がってから、また組める様になった
【騎士】のGONGさんは、AKARIさんの旦那さんで、豪快キャラの良い人だ
【首都WAN】周りの荒れ地を抜け、砂漠
トカゲ系の敵が 馬を振り返る
少しづつ景色に樹木が増えて、道が狭まる
森だ
Maxim『アズ 左いくなよ 』
Az『 はい 』
Asura『左は何があんの? 』
Sero『狩場に良さそうな場所があるんだけど、一周しないと戻れないから、水の都に着くまで馬が持たないかもしれない』
GONG『時間切れで馬に落とされたらヤバイね 』
Sero『うん 敵 全部Level70以上だったw』
AKARI『うひ><』
−−森が開けた−−
『…うわあああああああ!!』
『 何…この景色!!! 』