アズライト

柔らかい水音の中
横の細い運河をゴンドラが進んで行く

メシを食って離席マークを解除



パーティーの皆は、広場の噴水前に集まっていた
それぞれ買い物を済ませたらしい


効果音が響く
【　Az　は南の水の癒しを覚えた】

AKARI『おお！Azちゃん魔法買ったの？新実装の奴だよね(^-^) 』

Az『うん！ふははははｗ全財産使い切ったぜ！』

Asura『ふははははｗｗｗ俺と同じか！ 明日から金策だ！』

Sero『いい盾だね 俺も格闘爪買ったよｗ 』

AKARI『くっ ここはやはり銀の短剣を買うべきか！(>_<) 』

Asura『Maximは何も買ってねえのか？』

Maxim『武器のステイタスは見たから、今度首都で出る防具との相乗効果見てからかな 』

Asura『Σ（^▽^;うわ 賢い発言キタ 』

AKARI『うんうんｗ やっぱりそうでしょうｗｗｗ
そだ　Azちゃん！ 新しい魔法のグラ見たい！使ってみて〜(>_<)』

　Az『うん！準備する 』

Sero『あず これ着てみて』

　Az『着させてぬがす？！』

Sero『なんだそれｗ　似合うと思うよ 』

　Az『いやホントに　木綿じゃないとかぶれたり 』

Sero『あず』
−多分１番高い『竜宮のチュニック』だな
今の装備でも充分だとは思うけど


　Azは一人 タタタっと噴水前まで走る

Sero『あず 』


　Az『新曲いきまーす！！』

CAM『お！なんだなんだ！ 』
噴水前で休んでいた人達も集まって来た

Drum『Azじゃんｗ』

petit『アズさんがいる 』



青い宮殿が赤く染まった




アズが軽く両腕を拡げると
足元に魔法陣が描かれる

そこから立ち昇る光の粒が
彼女の髪と共に舞う


−水の流れの様な、ゆっくりとした旋律が始まった






それは数十秒かの話


噴水周りで、楽しそうな歓声があがる

【南の水の癒し：効果：パーティー全員を復活させる】


−　アズが他の物に見向きもせず、全財産をはたいても、欲しかった魔法　−



Seroは黙って、アズを見つめていた