りんねの歌
世界で五本指に入るほどの魔法使いだったのでしょう?
私がアクア姫の生まれ変わりだから?
私が、歌を歌えるから...?
『姫様、願わくばあなたの幸せを、すべての悪しきものから守ります』
にっこりと優しく微笑むルチアの顔が浮かぶ。
違う。ルチアはきっと私がアクア姫の生まれ変わりじゃなくても、きっと私を愛してくれた。
「...ナヤマ...」
王国の騎士団に所属していたナヤマ。その中でも精鋭の部にいたのに争いを嫌って騎士団を退団。それでもナヤマの腕を信頼していた国王が私直属のボディガードになった。
ーーーーーーーナヤマ、あなたはどうだった?あなたも、どうして?