りんねの歌
「テレパス?凛音が?」
「うん。」
「気付かなかった……」
「普段は能力を封印してるって言うか、むやみに使わないことにしてるの」
「能力を使わないって普通できないだろ?」
「そうなんだけどね…あたしは何でかわからないけどできるんだ。」
凛音は空を見上げた。
「リオン、リオンの秘密を言って?」
「え?秘密なんてねーけど」
「あるでしょ?ごめんね、さっき聞いちゃったんだ」
「心を?」
凛音はコクリとうなづき再び「ごめんね」と言った。