りんねの歌


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『いいですか姫様?』



森の中であたしにルチアが魔法を教えようとする。



『魔法を使うにはまず己を信じることから始まります』


『己を…?』



コクリとルチアは頷いた。


『今日は治癒魔法について勉強しましょう』



『やったぁ…!』



『いいですか、姫様?治癒魔法は相手を治したいと心から願わないと使えません。』


ルチアはひざまずき、あたしの目を見つめる。




『相手の手を握り、そして唱えるのです。"アマナリヤこの者の傷を癒したまえ"』





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