4人のプリンス
俺は我武者羅に雅の所まで走った





『なに、言ってんの?』






徐々に真里菜の声が聞こえてくる





『プリンスの誰かが助けに

 来てくれるとでも思ってるの?』





真里菜じゃないヤツの声が聞こえた









「ありえんじゃないの?」





『しゅ、愁君・・・・?!』






俺の一言で真里菜たちは青ざめた顔をした





「おい!てめぇら何してんの?

 こんなことして許されると思ってんの?

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