4人のプリンス
『へぇー覚えてないんだー』


「へぇ?!なんで?」


『声に出てるけど?笑
 まぁいいけど
 で、そん時に言ったのが、
 ゴメンって、俺に。』



「・・・思い出した」


『あれは、あの時のあれは、どーゆーつもりで言ったわけ?』



「振っちゃった事に対して」


『嘘。それもあるけど、
自分自身の気持ちに気付いてなくて
“ゴメン”って意味なんじゃないの?
少なくとも今は!』






気付いたら、頬を涙が伝ってた



『あーまた泣かせちゃったー
 俺って、すぐ姫の事泣かせちゃうよね』


泣きながら、笑ってた。


『泣きながら笑うとか可笑しすぎる!!
ようやく、自分の気持ちに気付いた?』




「うん!!ありがとう!」
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