4人のプリンス
「はぁ…」

『ちょっと!ため息つきすぎじゃない?』

羅奈に連行された先は、誰もいない図書室だった

『森じぃの授業だから、聞いたげる!』


―おいっ!森じぃに失礼だろ

あ!森じぃってのは、古文の先生


『で?なにがあったの?』



「…ってなわけよ」

『はぁ?雅紀の子犬のような目にやられたと!?』

「…はぃ…」


『愁には、ちゃんと言った?』

「言ってない。雅紀くんとの約束でもあるし」

『じゃあ、私も手伝ってあげる♪楽しそうだし』
















こうして雅紀くんと私、それから、羅奈の秘密の計画がスタートした
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