天才ドクターと天然ちゃん





髪の毛から伝う雫は雨か涙かわからない…。





別にフラれた訳じゃないのに涙がほっぺたを伝う…。




泣きじゃくる訳でもなくただ涙を流した。





周りの雨の音も私の耳には聞こえない…。





このまま先生と一緒にいたらダメな気がした。



私が……じゃなくて

先生が。




大好きな先生…


大好きだから別れを告げよう…




先生なら私なんかよりもっと良い彼女が出来るよ…










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