愛を求めすぎて


~♪~♪


「やばっ」


携帯が鳴って、すぐに携帯のボタンを押す。


慶斗:《頑張れ》


たったそれだけの言葉だけど、私の心には凄く暖かく感じる。


頑張るよ。


そう思える。



メールを返そうと思った時、


「姉ちゃーん!」


妹の声が聞こえて、急いで携帯を閉じた。


ゆっくり起き上がると、ベットの前には妹がいた。


後から、お父さんとお母さん、お兄ちゃんまでも皆で私のお見舞いに来てくれた。


プリンなんかも買ってきてくれて、私は喜んでそれを受けとる。


もちろん、焼きプリン。


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