最強ヤンキー少女★

揺れるココロ

あたしと渚は特にしゃべったりするわけでもなく静かに帰っていた。





やがてあたしの家が近づいてきた。
正しくは燵夜の家だけど。





「...ぇっ。」




「でも･･･。」




ん？話し声がする。




あたしの足は気づいたら話し声のするほうへとむかっていた。




「あ･･･。」



そこには燵夜と見知らぬ女の子がいた。


･･･誰？

「あたしたっくんのこと好きなの！
ずっとずっと大好きだった！」


え？今・・・なんて？？




「そういわれても…。お前のことは妹みたいなもんだと思ってるし・・・。」





「あたしはそれじゃ嫌っっ！！」



あたしは無意識のうちにその場から逃げていた。


「何やってんだあたし。」



「まったくだよ。つーか俺のこと忘れてない？」



･･･そういえば渚がいたんだった。