冷血がーるの恋物語。





実には言わないけど、あいつも何かを隠してる。





誰とでも仲良く、近く見えて、実際は一線をおいてる。




不思議と分かってしまうのは考えてることが同じなのかもしれない。





「…あたしも同じクラスだし、大丈夫だと思うけど。何かあったら言ってね?」



「うん、大丈夫。」



あたしのこの態度が、実をもっと心配させてるんだろうけど。





「大丈夫だよ、実。あたしはへーき。」





あたしには、こうすることしか出来ない。






< 27 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop