STAR LIGHT

前からカッコいいとは思ってたが、単なるクラスメイトとしか考えてなかった。
気分屋なとこがあって、機嫌が悪くなったときのあいつを見たくないと思うほど人が変わる。そんなあいつがときどき嫌いになる。
でも、きっと俺はそんなあいつに恋をしてたんだろうと思う。

「そんで、今日のテストのとき太樹からの視線が凄かったわけ。」
「一星の顔に何か付いてたんじゃない?」
「でも、20回くらい目合ったんだよ!普通ならジェスチャーとかで教えてくれん?」
「一星のことが好きなんじゃない?」
「・・・・。」
「あっ!ごめんごめん。」

俺は、吹奏楽部に所属している。
他の部活はとっくの昔に引退してるんだが、吹奏楽部は文化祭まで部活が続くから今は仮引退の状態。
その仲間で、今話してたのが近藤冴子。同期の友達で恋愛の話をよくしている。

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