アイマイ上司の胸のウチ
上司と部下なんて戯言…、どうでも良い。
ただの“斉藤 鈴”を、俺は好きになっていたのだから・・・
酔っ払い上司が席を移動をすると、途端に顔を歪ませて立ち上がった彼女。
出口へと向かう表情は、酔っている事が明白なほど真っ赤な顔をしていて。
彼女を狙うと宣言していた部下…いや、男が目ざとく眺めていた。
「課長ー、飲まれないんですかぁ?」
席を立とうとした時、ビール瓶を持って現れた1人の部下。
「あぁ、今日はこれから会社に戻るから…」
「えー、そんなぁ」
「申し訳ないけど、次の機会に!」
「えー、かちょぉー!」
気合の入ったメイクと洋服で、甘い声を響かせる女子社員をあしらった。