好きな人と同居中★<短編>
「おわっ!ラブラブー♪」
私と友也は声の主を探してキョロキョロした。
「こっちこっち」
左側に志藤先輩たち、野球部メンバーがいた。
「ちわっス」
「ちわっスじゃねーよ、友也。俺が祭り行こうって誘ったのに断りやがって」
「すんません」
「…ったく。マネジと行くならマネジと行くって言えばいいじゃねーか」
うんうんと野球部員が頷く。
「なんて言ったんですか?」
私は興味津津で先輩たちに聞いた。
「それがさ…」
「ストップ、ストップ!!」
慌てて、キャプテンの口を塞ぐ、友也。
そのはずみで友也の袖口を掴んでた、私の手は離れた。
「なんて言ったんですか?」
他の部員に聞く、私。
「聞くな、真衣。大したことじゃねぇ」
「えー!?気になるし…」