好きな人と同居中★<短編>
「気にするな。ホラッ、行くぞ」
私の手を握って足早に歩き出す、友也。
後ろから冷やかしの声が上がる。
友也の顔は真っ赤だった。
「ねー、友也。教えてよ」
「絶対、言わねぇ。口が裂けても言わねぇ。死んでも言わねぇ」
そこまで言われると…。
でも、気になる。
「ねー、友也ぁ!!」
「絶対教えねぇから」
「友也、顔赤くない!?」
「バッ、バカ//夕日だ、夕日!!」
確かに夕日は見えてるけど…
それ以上に赤い気がする…。
てか、
私ら手繋いだままじゃん!
恥ずかしい…
けど、嬉しい…。