絶対、許せない
父「涼太、今日は渚ちゃんと犬のコロが遊びに来てるだろ?良かったな。」


確かに、そこには交通事故で亡くなった渚ちゃんと、近所のおばさんのペットのコロがいた。
父にも見えるんだ、とこの不思議な力が父譲りのものだと思った。
しかし、父と母は泣きながら、耳を疑う会話を始めた。


父「知沙……涼太……お前たち元気か?父さんはな、お前たちの分まで頑張って生きているからな。」

母「知沙ごめんね、あの時二人に買い物を頼まなかったら……」

父「母さん……」


二人は目から大粒の涙をボロボロと流している。
その時、分かったんだ。
私は死んでいたんだってことを………。

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