詩集
闇
光をあてよう
僕の心にも
君の心にも
そして
街灯のない路地にも
さあ、光をあてよう
でも忘れちゃいけないよ
その光をくれる電灯の
すぐ上に闇があることを
いっぱいいっぱい
みんなを明るく
照らしてくれるのに
自分は闇を抱えてる
その電灯に
別の電灯で光をあてても
2つめの電灯の上に
また闇が出来ちゃう
ずっとずっと
何回光をあてても
闇は消えないんだ
だからひとの心にも
消えない闇はあるんだよ
でも、自分が闇を抱えずに
それを照らすのが
星なんだよ
だからやっぱり僕は
星がほしい
僕だけの
世界でたった1つの
キレイで
かわいくて
いつも僕の側で
輝き続けてくれる
そんな星がほしい