彼は魔法使い【短】





重なる熱い体温。



その温もりはじんわりとあたしの体に浸透していった。



チュ、と小さなリップ音と同時に




『かかった?』




艶やかに笑う浅野さん。



あたしたちは鼻の頭をくっ付けたまま、笑い合う。









「…もう、浅野さんしか見えないや…。」













だから責任、とってくださいね?









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