Boys Kissシリーズ・『小悪魔とのキス・2』
―そして街の中にある公園まで走った。

遊具よりも木が多いので、隠れる場所が多かった。

「ぜぇぜぇ…」

「はあはあ…」

二人して息を荒げながら、木に寄り掛かった。

「あ~しんどかった。…さっきの、何?」

「えっと…」

アイツは汗を拭いながら、口ごもった。

…まっ、多分オレの考えた通りだろう。
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