one way HALT


アタシは集中治療室に運ばれた。


眠っている間にもみんながお見舞いに来てくれたらしい。


「先生!血圧が急激に下がっています!」


ピッピッピ


「輸血!」


緊急に同じ血液型のお母さんの血が輸血された。


「これ以上もらうのは危険だ!他にいないのか!?」


「私のを使ってください!」


「君は血液型が違うから無理だ、」


「同じA型です!」


「Aは同じでもまた種類があるんだよ、」


「俺の使ってください!!」


「お母さんの了解がなければだめだ。」


ピーー


手術室から鳴り響く音。


「ゆい…」


「マジかよ…」


「ゆい、死んじゃった…」


「嘘だろ!?」

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