いまでもずっと…

春なのにまだ寒い。
「何?」
はやくしてーさむいー!
「俺、一年三組の上坂純平(かみさかじゅんぺい)です。入学式ん時ずっと見てました」

おっとこの展開まさかっ!
「付き合ってください」
きたー!!
神様ありがとう!
大好き!
「いきなり初対面で付き合うのもなんだから、明日デートしない?それで私がドキッとしたら付き合おう?」
「マジっ?よっしゃ!ありがとう」
可愛いなぁ。
こんなに喜ぶとわ…。
「うん、じゃあね♪」
私は手をふって教室に戻った。

キーンコーンカーンコーン

皆がさっさと帰る準備をし始める。
「帰ろうぜっ」
帰りは家が隣なだけあって
光平と帰ってる。

「明日…空いてる?」
光平が頬を赤らめて言ってきた。
「明日は無理かなぁ。」
「そっか。う、海もデートとかあるしな!」
あえてノーコメント。光平が傷つくとおもったから。
「じゃあばいびー」
そういって別れた。

次の日。

私は予定時間の5分前に駅に着いた。
すると上坂君はもういた。
「お待たせ♪じゃいこっか」
上坂君はいろんな所に連れていってくれた。
夜になるとある丘に来ていた。
「ここの夜景すんごく綺麗だろ?」
わー。綺麗!
「海ちゃんにみせたかったんだ♪」
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