ウサギ


哀れんだ顔で見る俺。



そんな俺にビールを飲む女は気付いた。



「なんだよ、巨乳じゃなくて悪かったな。」


「あ?べつにお前に求めてねぇよ。」



逆に巨乳だったら困る。



女は頬杖をついてニヤニヤ笑う。



「あんたと居ると面白いネタが浮かびそう。」



そう言う女の手に持つのはペン。


テーブルにはたくさんの文字が書かれた紙が乱雑に置かれている。


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