ウサギ


「するさ、当たり前じゃん。でも、すぐに仲直りするよ。」


笑顔で答える秀吉。



こいつらもいつか別れてしまうのだろうか。



それとも永遠に愛し合うのだろうか…。



"永遠"なんてないって分かってる。



でも、期待してしまう。



あいつのように。








「秀吉…。」


校門の前で立っていたのはウサギ。



「おいっ…なんでお前が…」


「秀吉…っ!!!」



女は驚く俺を無視して秀吉に抱き付いた。



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