生徒会長*S
「さて、予鈴も鳴りましたし、澪さんのクラス担任は時間に厳しい方かと・・・」


「あっ!!」

そう。あたしの担任、斉藤(女)はチャイムが鳴ると同時に教室に入ってくる。

やばい・・・




「教室まで着いていきますよ。」

そういって、瑞城先輩はあたしの隣に並んだ。




_ガラガラ・・・


「す・・みません・・・遅れました・・・」

「結城さん、3分遅刻ですよ。早く席に着きなさい。」

妙に気にさわる言い方。


はぁ・・・成績、下がったな・・・


「斉藤先生、結城さんは僕が保健室に行くのに付き合ってくれていたんです。彼女を責めないでください。」



言ったのはもちろん瑞城先輩。






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