ハイタッチ
いつのまにか大粒の涙を流していた俺は、そのハンカチで涙を拭うと、父が手を差し出してきた。
その手にハンカチを返すと、父はまた手を差し出してきた。
手を差し出している訳が分からずに顔を見ると、親父は「良くやった」と言わんばかりの満面の笑みを俺に向けていた。
そこで差し出された手の意味を理解した俺は父と

ハイタッチを決めていた。

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