〜148㎝の王子様番外編・千春&いつき編〜
「ぐずっ…… もう帰ろ…」

そして明日いつきに謝ろう。

ごめんねって。意地張ってごめんねって。

バックを持ち歩きだそうとしたとき、

「吉野!!!」

そう言われ誰かに腕を掴まれた。

誰??涙が溜まった顔で振り向くと

「い…つき」

そこにはいつきがいた。

「ごめん…。俺…吉野ごめんな??」

走って探してくれたのかな…?いつきの肩が上がって、苦しそうにしてる。

「吉野… ほんとごめんって、うわ?!」

それがそれが堪らなく嬉し過ぎて、思わずいつきに抱き着いた。


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