〜148㎝の王子様番外編・千春&いつき編〜
「あけてみ??」

そう言われ袋の口を開けると、その中には

「こ…れ」

ものすごく欲しかったイルカの人形が入っていた。

「吉野のこれほしかったんだろ?」

「なんで…わかったの??」

だってあのときいつきはいなかったはず…

あっ… 棚に置こうとしたら声をかけられたんだ。

ちゃんと見ててくれたんだ。

嬉しい。嬉しい、嬉しい。嬉しさが込み上げてくる。

「ありがとう…!」

人形の入った袋をギュッと抱きしめた。


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