〜148㎝の王子様番外編・千春&いつき編〜
あたしはおもむろににバックから携帯を取り出すと、ある人物に電話をかけた。

ープルルルッ

機械音が耳に響く。プツッと音がして、電話が繋がった。

『もしも「づがざー!!!!」

電話をかけた相手は束沙。

『はぁ…。何?あんた今日沢村とデートじゃなかった?』

「ぐずっ。いつきがぁ…いつきがぁ取られたぁ!」

あたしは今束沙に泣き付いている。

だってさ…だってさ…

『取られたって… 誰によ』

寂しいんだもの。

「小さい女の子…」

『はぁ?!あんた馬鹿?!』

ぐさっときたよ…。今の。図星すぎて…。

「わかってるし……」


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