おてんば×プリンセス★
「ロン。」


また、俺はロンを呼んだ。


「またお前は。」


そう言ってロンは溜息をついた。


「溜息つくなって。そいつとこいつ、運んで。」



いつもの様に、女を部屋から運び出すように言った。


目が覚める時には、女が目に入らないようにしている。


朝から、こんな女を見ると吐き気がする。


俺を利用しようとしている女を見ると…。


「あぁ、2人だな。


あれ?今日は、3人のはずだろ?」


「そうなんだけど、1人置いといて欲しいんだ。」


「惚れたのか?」


ふざけた様に言ってくる。


ムカつく。


「んなんじゃねぇよ。あと、暫く女いらねぇから。」


「分かった。」


そう言って、ロンは部屋を出た。


そして、朝になれば女はいない。


クレア以外…。



< 24 / 34 >

この作品をシェア

pagetop